岡田氏が注目されると、取材の矛先はその経歴にまで及んだ。鈴木氏と違い謎多き私生活だった。「文春砲」は研究所の研究員時代の論文不正疑惑を報じた。解説の矛盾点を突く紙媒体も続出した。
そんな騒動の渦中、昨年7月に大手芸能プロ「ナベプロ」と契約。現役の大学教授が芸能プロに所属してタレント活動をすることは極めて稀有なこと。「それで教授の仕事できるのか」と疑念の声も出る一方、ビジュアル面に対する注目度は高く「最近、痩せたし、化粧も変えて綺麗になった」などと世間の関心は衰えなかった。いつの時代にも現れる個性豊かな文化人。その成否のカギを握っているのは視聴者であることは間違いない。