“ジュエリーデザイナー”は芸能人にとって格好の副業だった
「欲しいジュエリーをその場で直接身に着けて選ぶのがお見立て会の良さ。みんなそれなりの服装でないとジュエリーが似合うかどうかわかりにくい。歌手は説明しながら直接、手を触れて指輪やネックレスを着けてあげる。顔もかなり接近するので、香水をかなりつけてきます。そうした婦人の女心をくすぐることで購買動機につなげる」(主催者)
契約はさまざまな形があるが、本人のデザインした商品の売り上げに応じて歩合制が多かった。羽賀はこの仕事で借金を返済したと話題になった。石田純一、三田村邦彦ら多くの芸能人も参戦し、ブームになった。 (つづく)