著者のコラム一覧
三遊亭鬼丸落語家

昭和47(1972)年生まれ。長野県上田市出身。平成9年、三遊亭円歌に入門。前座名は「歌ご」。平成12年、二つ目に昇進し「きん歌」に改名。平成22年、「三遊亭鬼丸」襲名で真打ち昇進。NACK5「ゴゴモンズ」メインパーソナリティー。

史上初の快挙ですが、騒いでいるのはおじさんばかりの気が…

公開日: 更新日:

 エンゼルス大谷のホームランダービー、オールスターゲームと2日続けてワクワクしましたね。なんたってオールスターゲームのルールを「DHでありながらピッチャーやってもいいよ」って変えさせちゃうんですよ。1番バッターだったのだって日本の感覚と違ってメジャーは1番、2番に強打者を置くのがトレンドだから日本流に言ったら「エースで4番」ってことですよ。

 今や高校野球でもあまり見ないのにメジャーのオールスターゲームでやっちゃう大谷。今までいろんなスポーツで日本人選手が活躍し「快挙」を成し遂げてきましたけどあくまで日本人から見た快挙。今回のは「米国野球史上初」でアメリカ人も驚く快挙ですからね。

 ただ周りを見渡すと騒いでるのがおじさんばっかりだった気がするんですよね。野球はすでにマイナースポーツになっちゃったんですかね。昔と比べれば野球だけじゃなく他の競技もプロ化されてますもんね。でも一説には日本の若者にスポーツ離れの傾向があり、それはする方も見る方も両方だそうです。する方は場所も仲間も探すのが大変で面倒だから。見る方は長時間費やすのがもったいないからダイジェストやいいシーンのまとめで十分だそう。映画を倍速再生する若者たちからすると結果が出るまで時間のかかるスポーツ観戦は競技を問わずダルいんですかね。まぁ私も若い頃は相撲を見てると立ち合いまでのやりとりをかったるく感じてこれは年寄りが見るもんでしょと思ってたけど野球やサッカーで感じたことはなかったけどなぁ。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    岡田阪神は「老将の大暴走」状態…選手フロントが困惑、“公開処刑”にコーチも委縮

  2. 2

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  3. 3

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  4. 4

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  5. 5

    中日・根尾昂に投打で「限界説」…一軍復帰登板の大炎上で突きつけられた厳しい現実

  1. 6

    安倍派裏金幹部6人「10.27総選挙」の明と暗…候補乱立の野党は“再選”を許してしまうのか

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    79年の紅白で「カサブランカ・ダンディ」を歌った数時間後、80年元旦に「TOKIO」を歌った

  4. 9

    阪神岡田監督は連覇達成でも「解任」だった…背景に《阪神電鉄への人事権「大政奉還」》

  5. 10

    《スチュワート・ジュニアの巻》時間と共に解きほぐれた米ドラフト1巡目のプライド