著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「劇場番長」見取り図がM-1チャンピオンになるためには…

公開日: 更新日:

 登場シーンでは「劇場番長」と紹介され、M-1グランプリに2018年から3年連続で決勝進出している見取り図。決勝へ進むのは当たり前と思われているところに大きな喜びと共にプレッシャーを感じているのではないでしょうか。

 入学当時(NSC大阪29期生)2人の第一印象は正反対でした。ボケのリリー君は「声の小さいおとなしい子」でひ弱そう。「大丈夫かこの子?やっていけるか?」と違う意味で印象に残りました。ツッコミの盛山君は堂々としてふてぶてしく見え、先輩の野性爆弾・川島君(くっきー!)以来の威圧感を感じたものでした。昔に比べて年々、個性的な子が減っていたので「久しぶりにやんちゃなヤツが来よった!」という期待も感じさせてくれました。でも、話をすると川島君同様、礼儀正しく、実にしっかりしていました。

 NSC在学中からネタのインパクトは強烈。盛山君の「クビちぎったろか!」というツッコミがネタの流れの中ではおもしろく聞こえるのですが、ここだけをピックアップするとかなりガラが悪い。授業では基本的にやりたいことをやりたいように「好きなことしいや」と言うようにしていますが、言葉が言葉だけに「強すぎて不快に感じる人もいるやろうから厳しいと思うよ」とコメントしていました。が、やはりNHKのネタ見せでNGになり、封印せざるを得なくなりました。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  2. 2

    野呂佳代が出るドラマに《ハズレなし》?「エンジェルフライト」古沢良太脚本は“家康”より“アネゴ”がハマる

  3. 3

    岡田有希子さん衝撃の死から38年…所属事務所社長が語っていた「日記風ノートに刻まれた真相」

  4. 4

    「アンメット」のせいで医療ドラマを見る目が厳しい? 二宮和也「ブラックペアン2」も《期待外れ》の声が…

  5. 5

    ロッテ佐々木朗希にまさかの「重症説」…抹消から1カ月音沙汰ナシで飛び交うさまざまな声

  1. 6

    【特別対談】南野陽子×松尾潔(3)亡き岡田有希子との思い出、「秋からも、そばにいて」制作秘話

  2. 7

    「鬼」と化しも憎まれない 村井美樹の生真面目なひたむきさ

  3. 8

    悠仁さまの筑波大付属高での成績は? 進学塾に寄せられた情報を総合すると…

  4. 9

    竹内涼真の“元カノ”が本格復帰 2人をつなぐ大物Pの存在が

  5. 10

    松本若菜「西園寺さん」既視感満載でも好評なワケ “フジ月9”目黒蓮と松村北斗《旧ジャニがパパ役》対決の行方