著者のコラム一覧
吉田隆記者、ジャーナリスト

1984年に写真週刊誌「FRIDAY」の創刊準備メンバーとして専属記者契約を結ぶ。87年の大韓航空機爆破事件では、犯人の金賢姫たちが隠れていたブダペストのアジトを特定、世界的に話題となる。初代「張り込み班チーフ」として、みのもんたや落合博満の不倫現場、市川染五郎(現・松本幸四郎)や石原慎太郎の隠し子、小渕恵三首相のドコモ株疑惑などジャンルを問わずスクープ記者として活躍。

<19>自伝をドン・ファン自ら2000部購入し仕事の関係先に押し売り

公開日: 更新日:

「私はこうゆうものです」

 本を名刺代わりにしたのだ。

 表紙に自分の写真がデカデカと載っているので効果てきめんである。一発で相手に覚えてもらうことができた。

■交際クラブの女性にも配る

 そのうち交際クラブで紹介された女性に対しても配るようになった。

 人気に火をつけたのは17年11月に放送された人気バラエティー番組「アメトーーク!」(テレビ朝日系)の「読書芸人」という特集だった。タレントの東野幸治さんが「紀州のドン・ファン」を絶賛してくれたからである。

 この日にそんなのが放送されることを知らなかった私にとって、それは青天のへきれきであった。おかげで本は爆発的に売れたのだから、感謝するしかない。

 そして彼に「面白いぞ」と薦めてくれたのが、お笑いコンビ「シャンプーハット」のてつじさんだと耳にした。彼への感謝も忘れない。(つづく)

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