著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

沙也加さん失った松田聖子も3月に60歳 「還暦」とは“もう一度生まれ変わって出直す”こと

公開日: 更新日:

 女性は結婚・引退もあり、数年でアイドル生活を終えるが、妻になっても母になってもアイドル歌手として唯一無二の存在が松田聖子だ。山口百恵が引退した80年に歌手デビュー。“聖子ちゃんカット”と呼ばれた髪形まで社会現象を起こしたアイドルだった。“ぶりっ子”と揶揄(やゆ)されても、聖子の生き方は女性から共鳴されるまでになった。郷との悲恋。神田正輝との結婚・沙也加の出産・離婚。シングルマザーから再婚・再々婚に至るまでの間、さまざまな男性スキャンダルもあった。

「結婚を機に引退し、静かな家庭生活を送る百恵さんとは対照的に聖子は常に動。スキャンダルは星の数ほどあったが、まったく動じることがない。そんな姿勢にファンも共鳴。信者のようになった。今もコンサート人気は凄い」(元女性誌編集者)

 百恵さんが示したアイドルの生き方を聖子は形を変えて継承しているように見える。そんな聖子の背中を見るように中森明菜安室奈美恵と引き継がれている。明菜は現在、「このまま引退」が懸念されている。安室は百恵に続いて引退を決めた。


 昭和の歌謡界を飾った「歌姫」と呼ばれたアイドルたち。それぞれ進んだ道は違うが、聖子だけは真っすぐにアイドル路線を歩み続けている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末