大越健介キャスター突如「報ステ」で張り切った背景 ウクライナ問題で気色ばむ!
テレ朝はお騒がせが続いている。亀山慶二社長が家族との食事代など私的費用を流用して辞任、報ステの金曜キャスター、富川悠太はコロナ感染で信頼を失わせたことなどを理由に今月退社、東京五輪の緊急事態宣言下ではスポーツ局のスタッフが打ち上げをやって転落事故を起こした。
テレビ局のスキャンダルは一時はお台場の局が多かった気がするが、今やそれが六本木に移ってしまった。
報ステの前身、久米宏の「ニュースステーション」時代、自民党が番組に圧力をかけてきたことで報道局長が「非自民連立政権を成立させる」と語ったとして大騒動になった。
久米の所沢産野菜のダイオキシン発言は裁判にまでなって和解した。反権力や調査報道でミソをつけたが、テレビマンとして気骨はあった。
しかし、世界の一大事の時に家族との食事代を経費にするというレベルの不祥事を目の当たりにして「何やってんだ!」といら立って当然。大越の胸中は「俺がやるしかない」かもしれない。テレ朝は外様に変えてもらうしかないのか。(敬称略)
(文=峯田淳/日刊ゲンダイ)