香川照之「THE TIME,」降板でも民放最下位は変わらず…“影響ナシ”で問われる人気MCの価値

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 “視聴率を持っているタレント”など存在しないのではないか──。俳優・香川照之(56)の性加害スキャンダルは、芸能人の価値を考えさせられる一件となった。8月24日発売の「週刊新潮」が、2019年に香川が銀座のクラブでホステスの胸を触ったり、キスをしたりするなどの行為に及び、被害女性PTSD(心的外傷後ストレス障害)を負わせていたと報じた。

 香川は同26日に金曜MCを務める朝の情報番組「THE TIME,」(TBS系)で生謝罪したが、翌週の同誌にホステスの髪をわしづかみにする写真が掲載されると、TBSは香川の降板を発表。その穴を埋めるため、9月2日金曜の放送では月曜から木曜までのMCを務める安住紳一郎アナも急きょ出演し、VTRで香川の謝罪コメントを流した。ネットで大ニュースになった番組の視聴率はどうだったのか。

 8月26日は午前7時台の世帯視聴率が4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)、9月2日は4.9%だった。

「どちらも『THE TIME,』の中では高い部類に入りますが、このくらいの数字を取る日は他にもある。香川の騒動は視聴率にほぼ影響なかったと言っていい。忙しい朝にわざわざ香川の動向をチェックするのは一部の好事家だけ。普通の視聴者はネットで得た情報で満足したのでしょう。むしろ、報道を見て嫌悪感を抱いて他局に替えた人もいたでしょう」(テレビ関係者)

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