藤間爽子は日本舞踊家との二刀流 若手女優シーンに新風を巻き起こす“しなやかなしぐさ”の魅力
藤間爽子は、1994年8月3日生まれ、東京都出身。祖母は日本舞踊の紫派藤間流を創流した藤間紫、祖父は人間国宝の2世藤間勘祖で、彼女自身も日本舞踊家として活躍して、2021年に3代目藤間紫を襲名した。
女優としては、17年にNHK朝ドラ「ひよっこ」でデビューして、2度目の朝ドラ出演となった「ちむどんどん」では井之脇海が演じた料理人・矢作の妻を演じた。石原さとみにも通じる、「ヒロイン性」を秘めた注目の若手だ。
ムロツヨシがその「うなずき」を絶賛したように、しぐさのしなやかさは、さすが日本舞踊家。
■芸能界に多い「バレエ経験者」
最近の傾向として、たたずまいがきれいな女優が人気を集めているという印象がある。
そのしなやかな存在感のもとが、幼少期からクラシックバレエを経験してきたことだという女優は、今までにも何人かいて、決して珍しくはない。23年後期のNHK朝ドラ「ブギウギ」のヒロインに決定した趣里も、女優になる前はバレリーナ志望だった。