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桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

榊原郁恵の涙の会見を見て「芸能人はファンや見る人にサービスする人」だと思った

公開日: 更新日:

郁恵は夫の浮気会見でも逃げなかった

 郁恵は婚約会見も披露宴も、新婚旅行にまでついてくるマスコミにも嫌な顔一つしなかった。夫の浮気報道でも逃げずに会見を開いた。

 昨今の芸能人は出演番組や映画の宣伝をする時はテレビを利用するくせに、プライベートとなるとSNSでさらりと報告するだけ。芸能人はファンや見る人にサービスする人だと思う。せめて会見を開いて自分の言葉で気持ちを伝えるくらいのことをしてもいい。その時にどんな表情で何を語るのか。それが見られることを職業とする人の腕の見せどころ。SNSで済ますとはなにごとか。

 もっとも、書かれた文章を読み上げ、映像をつないで、報じた気になっているテレビ局もどうしようもないけど。

 かつて勝新太郎がん公表会見でのこと。記者に「たばこはもうやめたと伺いましたが」と聞かれ、「やめたよ。やめたというか吸いたくなくなっちゃった」と言いつつ、たばこを吸い始めるという、まるでコントのようなやりとりに爆笑した。さすが勝新! 人柄が出ていた。

 渡辺もサービス精神旺盛だった。妻と息子の会見をさぞかし喜んでいるに違いない。

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