ガーシー容疑者のUAE強制送還にラマダンの壁…外務省は旅券返納命令、警視庁は家宅捜索
逮捕容疑は昨年2~8月、ユーチューブで俳優の綾野剛さん(41)ら3人を脅したほか、そのうちの一人の事業活動を妨害し、撤退するよう強要した疑い。警視庁は24日、兵庫県伊丹市のガーシー容疑者の親族の自宅2か所の家宅捜索に入った。
警視庁は昨年12月以降、任意聴取を繰り返し要請したが、帰国せず、昨年10月に刑事告訴された後も告訴人に対し、「ワレの写真、キッチリ上げたるからな、おまえ、ホンマにバカ」などと、動画で誹謗中傷を繰り返していた。
フィリピンを拠点にして特殊詐欺や強盗を指示していた「ルフィ」同様、ガーシー容疑者はUAEで身柄を確保され、強制送還となるのか。
「今後、警視庁はUAEに捜査員を派遣して事件の重要性を説明し、早期に強制退去を行って欲しいと要望する予定です。国会で除名された翌日に逮捕状を取り、1週間後に旅券返納命令ですから、かなりの早さです。これまで好き放題言われてメンツをつぶされていますから、絶対に逃がしたくないはず。ルフィの件では19年に逮捕状を取りながら身柄の引き渡しができずに被害が拡大したことから、今回は、何が何でも早期に強制送還させるつもりです」(捜査事情通)