故・岡田有希子さんは世代を超えて愛される“永遠の18歳”…命日法要に若いファンも

公開日: 更新日:

■若いファンが増加

 初めて来たという19歳の男性は「昭和のことが大好きで、ユーチューブで初めて岡田さんのことを知りました。見た瞬間かわいいなって思ったんです。住んでいるのは横浜ですけど、どうしてもここに来たかったので、実際に来ることができて感動しました」と話してくれた。

 インターネットで岡田さんを知るケースや両親の影響で興味を持つ若者は増えつつあり、今では世代を超えたファンの絆が芽生えている。

 黙とうが終わるとファンのための法要が行われた。本来、法要は親族で行われることが多いが、住職さんのご厚意でここではファンのために行われる。ファンにとってありがたいことである。

 住職さんからは、「岡田さんに対して、悲しむのではなく、『元気にしています』と報告しましょう」という言葉をいただいた。これまで言われたことのない言葉なので、ドキッとした瞬間だった。

 岡田さんが亡くなったのは18歳。当時のファンは岡田さんと同年代なので、現在そのほとんどは50代だ。しかし、世代を超えた新たなファンと共に、心の中にいる“永遠の18歳”の岡田さんを応援し続けることだろう。さらに来年も再来年も「元気でいること」をお墓に報告に来る人も増えていき、これまで以上に人気も出てくるだろう。

 いつまでも愛される岡田さんに「出会ってくれてありがとう」と言いたい。

(取材・文=ブレーメン大島)

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人原前監督が“愛弟子”阿部監督1年目Vに4日間も「ノーコメント」だった摩訶不思議

  2. 2

    巨人・阿部監督1年目V目前で唇かむ原前監督…自身は事実上クビで「おいしいとこ取り」された憤まん

  3. 3

    松本人志は勝訴でも「テレビ復帰は困難」と関係者が語るワケ…“シビアな金銭感覚”がアダに

  4. 4

    肺がん「ステージ4」歌手・山川豊さんが胸中吐露…「5年歌えれば、いや3年でもいい」

  5. 5

    貧打広島が今オフ異例のFA参戦へ…狙うは地元出身の安打製造機 歴史的失速でチーム内外から「補強して」

  1. 6

    紀子さま誕生日文書ににじむ長女・眞子さんとの距離…コロナ明けでも里帰りせず心配事は山積み

  2. 7

    渡辺徹さんの死は美談ばかりではなかった…妻・郁恵さんを苦しめた「不倫と牛飲馬食」

  3. 8

    メジャー挑戦、残留、国内移籍…広島・森下、大瀬良、九里の去就問題は三者三様

  4. 9

    かつての大谷が思い描いた「投打の理想」 避けられないと悟った「永遠の課題」とは

  5. 10

    大谷が初めて明かしたメジャーへの思い「自分に年俸30億円、総額200億円の価値?ないでしょうね…」