ヒカキンに囁かれる“2年後UUUM退所”…手数料20%嫌い新規参入YouTuber相次ぎ事務所離れ
ヒカキン、はじめしゃちょー、フィッシャーズ、水溜まりボンドといったトップが所属するYouTuber事務所最大手、UUUMの身売りが報じられたのが先月14日のこと。
広告配信大手のフリークアウト・ホールディングスが、UUUMへの株式公開買い付け(TOB)を発表。フリークアウトはUUUMとの資本業務提携を締結し、連結子会社化を目指す。
UUUM創業者で筆頭株主の鎌田和樹氏をはじめ、首脳陣が保有する全株式を売却予定だが、鎌田氏は引き続き取締役会長としてUUUMにとどまる。それにはワケがあるという。
「UUUMを一緒に立ち上げたヒカキンをはじめ、トップYouTuberは鎌田氏に全幅の信頼を置いているといいます。その鎌田氏が会社を去ってしまったら、会社に収益をもたらす彼らが独立してしまうおそれがある。それでは買収する意味がない。そのためTOBの決済開始日から2年は、所属YouTuberが引き続きUUUMにとどまるように、引き抜きなどはしない取り決めが鎌田氏との間で結ばれています」(経済誌記者)