荒木由美子さんが語る「介護する覚悟と死ぬ覚悟」義母の壮絶介護を経て芸能界復帰

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夫婦円満の秘訣は喧嘩を翌日に持ち込まない

 湯原さんのこともお話しします。湯原さんとは13歳違いです。湯原さんは旦那さんだけど先輩でもあり、年の離れたきょうだいのようでもあるけど、立てるところは立て、なあなあにはならなかった、うまくいっている理由かもしれませんね。

 夫婦円満の秘訣は喧嘩を翌日に持ち込まないことです。だから、湯原さんの顔色が変わったら私の方から「ごめんなさい」って言います。たとえ何かわからなくても「ごめんなさい」。すると「反省してないのに謝らないでよ」なんて言われますけど(笑)。でも、翌日は仕事があるかもしれないし、喧嘩を持ち越していいことなんか何もないですからね。

 湯原さんは体力を維持するための体操、トレーニングがすごいです。リンパ体操です。お風呂に入る前、お風呂から上がってから、寝る前に毎日欠かさずやる。地方とか海外に行っても、どこでもやっています。脚なんてアスリートみたいに無駄な肉がないです。ボイストレーニングも毎日欠かしません。カラオケ番組の司会もやっていましたが、元気なおじいちゃんおばあちゃんに健康の秘訣を聞いてきてその都度、取り入れたりしています。

 それから日記ですね。昔から一日も欠かさず日記をつけています。40年以上ですから、ノートが40冊以上。書いているのはその日に何を着て出かけたか、どんな話をしたかとかたわいもないことですけど。

 浮気しているとわかっちゃう? ですか。う~ん、していないでしょうね。さっきお話しした通り、湯原さんはその日は衣装は何を着てたとか、何時に誰と会ったとか、何を話したとか、何を食べたとか、どんなことで喧嘩したとか、本当に細かく全部書いてますからね。多分浮気をしていたら、湯原さんの性格上、全部、日記に書くはずですよ。今度、のぞいてみようかな(笑)。

(聞き手=峯田淳/日刊ゲンダイ)

▽荒木由美子(あらき・ゆみこ)1960年、佐賀県生まれ。歌手として77年「渚でクロス」でデビューし、79年のドラマ「燃えろアタック」の主人公、小鹿ジュン役が人気に。83年に湯原昌幸と結婚、義母の介護を経て2004年に芸能活動に復帰。

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