著者のコラム一覧
ラサール石井タレント

1955年、大阪市出身。本名・石井章雄(いしい・あきお)。鹿児島ラ・サール高校から早大に進学。在学中に劇団テアトル・エコー養成所で一期下だった渡辺正行、小宮孝泰と共にコント赤信号を結成し、数多くのバラエティー番組に出演。またアニメの声優や舞台・演劇活動にも力を入れ、俳優としての出演に留まらず、脚本・演出も数多く手がけている。石井光三オフィス所属。

日テレ「赤木ファイル」の衝撃 国を相手に夫の死の原因を追求する妻・雅子さんの闘いを描いた渾身作

公開日: 更新日:

 そして改ざんが始まり、徐々に赤木さんは壊れていく。

 うつ病と診断され、幻聴や幻覚に怯え出す。実際に雅子さんが撮った赤木さんの映像では、自らをかきむしりながら抑えきれぬ衝動に、「何か壊したら、お皿割る? 気持ちが落ち着くよ」と言うしかない雅子さんの声。

 常日頃から口癖は「私の顧客は日本国民です」だった、公務員のかがみのような赤木さんの心と現実の葛藤が、ついに自らの命を絶ってしまう。

 番組はそこでは終わらない。そこからの雅子さんの真実を知りたいと願う闘いが始まる。

 佐川元局長には2度手紙を書いた。読んだという返事はあったが謝罪はなかった。

 赤木さんが改ざんの経緯を記した「赤木ファイル」が存在すると知った雅子さんは開示を請求。さらに国と局長を訴えた。金目的ではないから賠償金は100万円にしたかったがそれでは認諾(要求を受け入れ金を払い裁判を終わらせる)されると1億円にした。すると赤木ファイルは開示されたものの、国は1億円を認諾したのである。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末