著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

天童よしみは歌い始めると「大阪のオモロい、ちっちゃいおばちゃん」から一変していた

公開日: 更新日:

 ♪なめたらあかん~のCMでもおなじみ、演歌の女王・天童よしみさん。初めてお会いしたのはインフルエンザの魔よけとして無料配布された「よしみちゃん人形」が話題になっていた1998年ごろでした。

 72年、五木ひろしさんや八代亜紀さんを世に送り出した「全日本歌謡選手権」(読売テレビ)の7代目グランドチャンピオンに輝きながら、85年の「道頓堀人情」までなかなかヒット曲に恵まれず、一時は引退も考えたそうです。ご本人に伺うと「両親が頑張ってみい! と励ましてくれたおかげです」と涙ぐんでおられました。思いとどまらせてくださったご両親に感謝です。

 下積み生活が長かったこともあるのでしょうが、本当に礼儀正しく、スタッフはもとより、番組観覧のお客さんにも「どっから来はったん?」「よろしゅうお願いしますね」と気さくに話しかけられる姿も印象的でした。

 子供の頃から抜群の歌唱力で「日清ちびっこのどじまん」(フジテレビ系)でも優勝し、それが縁で15歳の時にアニメ「いなかっぺ大将」の主題歌を歌われています。今はネットやYouTubeなどチャンスがどこにでもころがっている時代ですが、当時、アマチュアが人気アニメの主題歌を歌うということが、どれほど凄いことだったか、歌唱力・表現力がよほど優れていた証しにもなるでしょう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不倫報道の福原愛 緩さとモテぶりは現役時から評判だった

  2. 2

    小泉進次郎氏が自民総裁選に出馬意向も評価真っ二つ…《こいつだけはダメ》が噴出するワケ

  3. 3

    石川佳純がパリ五輪キャスター“独り勝ち”の裏で福原愛が姿消す…マイナスイメージすっかり定着

  4. 4

    「海のはじまり」は地に落ちたフジ月9の象徴か…TVコラムニストが薦める意外な視聴者層

  5. 5

    「建築界のノーベル賞」受賞の権威が大阪万博をバッサリ!“350億円リング”「犯罪だと思う」

  1. 6

    男子バレー髙橋藍の胸から消えた「ネックレス」の謎…1次Lから着用も、イタリア戦では未装着

  2. 7

    石川佳純の争奪戦からフジテレビが脱落情報!五輪キャスター起用でアドバンテージあるはずが…

  3. 8

    総裁選に出馬表明の小林鷹之氏やたら強調も…育った家庭は全然「普通」じゃなかった

  4. 9

    柔道ウルフ・アロンが“弟分”斉藤立を語る「仏リネール選手はタツルに持たれることを恐れていた」

  5. 10

    男子バレーに危険な兆候…“金メダル級”人気はパリ五輪がピーク? 28年ロス大会へ不安山積