著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

カルーセル麻紀には「ナンボギャラ払ろても値打ちあると思うで!」上岡龍太郎さんが絶賛していた

公開日: 更新日:

 男性の新入社員のAD君が説明をしに近づくと「まぁ~おいしそうな坊や!?」といきなり頭を抱きしめて胸元へ押し付け、南光さんが「麻紀さん怖がってますやん!」とツッコミを入れると「うるせぇ南光! 黙ってろ!」と“オッサン”言葉で切り返し「あら、失礼いたしました南光さん。ワタクシとしたことがはしたない」と男女を自在に交えて話し、カルーセルさんの周りはいつも笑いであふれていました。

 楽屋話で「性転換手術」のことを伺いましたが、それは強烈なものでした。

 フランス人の男性が手術したという記事を週刊誌(だったと思います)で見つけて「こんなことが本当にできるんだ」と現在のお金に換算して3000万円ともいわれる莫大な費用。言葉もろくに通じないモロッコの病院に行き、手術を受けるだけでも未知の世界です。術後に患部が化膿して猛烈な痛みと40度を超える高熱が数日続いたときには「ここで死ぬんだという気持ちと、こんなとこで死んでたまるかえ! という気持ちが交錯してましたね」と生死に関わる話を時にしんみりと、時に豪快な笑いを交えて聞かせてくださいました。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  2. 2

    「負けた」はずの琴桜が「勝った」ウラ事情…疑惑の軍配が大炎上《翔猿がかわいそう》

  3. 3

    大谷が2026年WBCを辞退する可能性…二刀流継続へ「右肘3度目手術」は絶対避けたい深刻事情

  4. 4

    広島先発投手陣に忍び寄る疲労の影…9月は防御率が大幅悪化

  5. 5

    小泉進次郎氏「死ぬまで働け」戦慄の年金プラン “標準モデル”は萩本欽一…なんでそうなるの?

  1. 6

    W杯8強へ森保J「5人の重要人物」 頭痛の種は主将・遠藤航の後継者…所属先でベンチ外危機

  2. 7

    SMAPファン歓喜!デビュー記念のラジオ番組で思い出す「SMAP×SMAP」“伝説の5人旅”と再結成の実現度

  3. 8

    国内男子ツアーの惨状招いた「元凶」…虫食い日程、録画放送、低レベルなコース

  4. 9

    貴景勝は大関最短復帰が叶わずこのまま「引退」か…親方就任の準備はとっくに万端

  5. 10

    《柳田悠岐 #2》人並み以上のスピードとパワーを兼ね揃えていたがゆえの落とし穴