ハロウィーン発祥の地アイルランドで、悪質デマが流れて大混乱したワケ

公開日: 更新日:

 ハロウィーンの発祥の地、アイルランドで、たちの悪いデマが流れた。

「マイ・スピリット・ハロウィーン」というウェブサイトに、「10月31日午後7時から9時の間、(首都)ダブリンのパーネル通りからキリスト教会大聖堂までの経路で、『マクナス』が主催するハロウィーンパレードが行われる」という情報を掲載したのだ。

 マクナスは実在するパフォーマンスアート集団で、2013~19年にダブリンで、巨大なパペットや幻想的な衣装を身にまとったパフォーマーが登場するパレードを行っていたが、新型コロナの感染拡大以降は実施していない。

「今年は復活するのか」と大喜びした市民数千人が集まったが……これが全くのデマ。問題のサイトは、AIがそれらしく作ったパキスタンの偽サイトだった。写真は目撃者のアートゥア・マーチンズさんが撮影し、Xに投稿したものだ。

 もちろん交通規制なども一切していなかったため、バスや路面電車が群衆のために動けなくなり大混乱が生じた。警察もフェイスブックを通じて「パレードは行われていない」という声明を出したが、混乱は数時間続いた……純粋に楽しもうとしていた人々をこんなふうにだまして嘲笑するなんて、ひど過ぎる!

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  2. 2

    「救世主にはなり得ない」というシビアな見方…ピーク過ぎて速球150キロ超には歯が立たず

  3. 3

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 4

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  5. 5

    パワハラ疑惑の橋本環奈はやはり超多忙?マネジャーが6年前「あなたに想像出来ないほど環奈は忙しい」とファンに伝えていた

  1. 6

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 7

    闇バイトの応募者たちは一体何者なのか?若者に自重呼びかけるTV報道番組の「盲点」

  3. 8

    がんの4割がアルコール消費と関係? 米国がん協会の新たな研究結果に騒然

  4. 9

    日本一DeNAが「巨人に惨敗」の屈辱晴らす大補強!売上270億円超で原資に不安なし

  5. 10

    農相・法相の後任人事でも石破カラー封印…「党内融和」優先に世論ますますがっかり