LUUPに聞いた…街で見かける電動キックボードの危険運転者、どう対策していますか?
最近、街中でよく見かけるようになった緑と白の電動キックボードと電動アシスト自転車。その正体は「Luup」が運営する電動マイクロモビリティーのシェアリングサービスだ。全国1万カ所以上にポート(貸し出しと返却場所)を展開しており、東京では徒歩で数分おきにポートがある。
ただ、駅前の好立地というより、少し歩いたマンションの出入り口などに設置されているケースが多い。その理由は何なのか?
通常、賃貸住宅にとって「最寄り駅からの距離」は大問題。LUUPを利用すれば多少の距離なら苦にならず、賃貸住宅のオーナーが積極的に導入。ポートを設置したことで入居率が上がった実績もあるそうだ。また、違法駐輪対策や空きスペースの収益化にも一役買っているそう。
そんなLUUPだが、最近、ルールを守らない利用者の危険運転が指摘されている。その辺の対策はどうしているのか。
「利用にはアプリが必要になり、弊社では警察庁監修の『交通ルールテスト』を義務化しています。乗るためには、交通ルールの理解度を測るテストを受験し、必ず全問連続で正解する必要があります。また、アプリには乗車前に『信号での取り締まりは反則金を支払う必要があります』などの啓発メッセージが表示されます。重大な交通事故につながりかねない悪質な違反走行が確認された場合、アカウントの凍結措置などの対応を取っています」(Luup広報担当者)