オードリー春日俊彰が念願のBS冠番組で見せた“ドケチ”と表裏一体の無邪気さ
12月、思わず「おかわり!」とうなってしまった番組が「オードリー春日の知らない街で自腹せんべろ」(BSテレ東)だ。4日、11日と2週にわたって放送された、“無類のBS好き”を公言するオードリー・春日俊彰の冠番組である。
何より秀逸なのが、「超節約を貫く春日が、自腹の1000円で見知らぬ街の居酒屋を満喫する」というコンセプトだ。できるだけ安く酒とツマミを味わうべく、春日はあちこちの店を回ってメニュー表とにらめっこを繰り返す。必然的に店内よりも道中のスタッフとの会話にスポットが当たり、そのゆるさにこちらのニヤニヤが止まらなくなるのだ。
1週目はJR総武線・平井駅周辺、2週目は京成電鉄本線・堀切菖蒲園駅周辺を巡回。入店するや否や、春日は“ご存じの”とばかりに「私ですけども」とメニュー表をもらいに行き、価格をチェックしては次の店へと足を運ぶ。平日夕方の割引施策であるハッピーアワーを「幸福時間」、風情ある街並みを「シブパク」(「渋くてインパクトがある」の略。「ボキャブラ天国」(フジテレビ系)の「バカパク」に由来)と表現するなど独特の“春日語”も刺さる。