B'z「ダサい論争」を覆した圧巻パフォーマンス…紅白らしさで歴代ワースト視聴率を回避し貢献度大
B'zの紅白出場が話題になる中、SNSで起こったのが「B'zはダサいか/ダサくないか」という論争だ。
「B'zが日本でヒットを連発していた1990年代にあったのが、〝B'zを聴いているのはダサい〟〝ダサい奴が聴いている〟という風潮です。B'zの楽曲がエアロスミスなどの海外アーティストに似通っているという指摘があったりと、B'zには熱狂的なファンが多い一方で、特に洋楽ファンはB'zを下に見る傾向がありました」(音楽ライター)
■紅白出場を一流アーティストが避ける中で…
しかし、紅白での圧巻パフォーマンスがこうした見方に少なからず影響を与えているという。
「その年のヒット曲を出した歌手や人気アイドルグループ、往年の演歌歌手などが出場する紅白自体がダサいと見られ、オファーがあっても出場を避けるアーティストが少なくない中、朝ドラの主題歌を担当したとはいえ、最終的に出場を決断したB'zの2人が見せたパフォーマンスは圧倒的でしたし、国民的番組にふさわしいサプライズ演出で、ダサいダサくないといったものを超越していました。東日本大震災や能登半島地震の際にチャリティーライブを行い、多額の収益を寄付したCOMPLEXの吉川晃司、布袋寅泰とかつて比較されたこともありましたが、COMPLEXがすでに存在していない今、60代の2人が同じスタイルを貫いていること自体がなによりすごいという声も聞かれます」(前出・音楽ライター)