中居正広が芸能界引退を決断…本丸はフジ経営陣の刷新か、古市憲寿氏も“日枝氏ら退任”要求

公開日: 更新日:

女性トラブル把握後も、中居を「パリ五輪特番」に起用

「東京ラブストリー」「101回目のプロポーズ」などフジ全盛期のトレンディードラマを多く手掛けてきた大多氏は、編成責任者だったフジの専務時代に、中居の女性トラブルを把握し、自身の判断で港浩一社長に報告していたという。

 しかし、その後も、「だれかtoなかい」から中居を降板させることなく、番組が継続したことについて、「唐突に打ち切る手もあったが、そういう動きが、果たして彼女のためにどういう影響があるんだろうかとすごく考えていた」と、中居を守るためだけではなく、女性に配慮した決断だったと語っている。しかし、こうした声も聞こえてくる。

「『だれかtoなかい』だけでなく、昨年夏に、フジは中居の名前を冠したパリ五輪事前特別番組『中居正広のオリンピック珍プレー好プレー大賞』を放送するなど、中居を重用し続け、お咎めなしの姿勢だったのは疑いようもありません。フジは週刊誌報道や世論の批判に慌てて中居を切り捨てたことで、今回、引退に至りましたが、こうした体質を長年続けてきたフジの経営陣の刷新が本丸ではないでしょうか」(芸能ライター)

 大多社長は会見で、中居に対して怒りを露わにしているが、フジの編成幹部の上納疑惑については「性の献上とか、それとは全く性質が違う」と否定している。

 23日のフジテレビ系「めざまし8」に出演した社会学者の古市憲寿(40)は「フジテレビに出れなくなってもいいから」と断った上で、こう発言した。

「やっぱりフジサンケイグループ代表の日枝さん中心とする経営陣が一回全部どいてもらわないとこの問題は収束しないと思う」

 出演者からはフジテレビに対して厳しい声があがった。MCの谷原章介(52)は「憶測で情報を発信することがないように」と他のメディアやSNSをけん制にしているが、情報が隠蔽されていることが憶測が生まれるそもそもの原因ではないだろうか。

  ◇  ◇  ◇

 中居正広の引退で今後の展開はどうなるのだろうか。関連記事『【もっと読む】中居正広ついに芸能界引退! 旧ジャニーズの後ろ盾失い「個人事務所」ですでに“詰み”…あらゆる損害にどう対応?』では、それを予想している。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  3. 3

    松本人志は「女性トラブル」で中居正広の相談に乗るも…電撃引退にショック隠しきれず復帰に悪影響

  4. 4

    フジ女子アナ“上納接待”疑惑「諸悪の根源」は天皇こと日枝久氏か…ホリエモンは「出てこい!」と訴え、OBも「膿を全部出すべき」

  5. 5

    フジテレビが2023年6月に中居正広トラブルを知ったのに隠蔽した「別の理由」…ジャニーズ性加害問題との“時系列”

  1. 6

    中居正広まるで“とんずら”の引退表明…“ジャニーズ温室”育ちゆえ欠いている当事者意識に批判殺到

  2. 7

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 8

    “上納接待”疑惑でフジテレビ大激震…女子アナたちの怒りと困惑「#MeToo運動」に発展か?

  4. 9

    NHKは「同様の事案はない」と断言するが…フジテレビ問題で再燃した山口達也氏の“EテレJK献上疑惑”

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    露木茂アナウンス部長は言い放った「ブスは採りません」…美人ばかり集めたフジテレビの盛者必衰

  2. 2

    フジテレビ労組80人から500人に爆増で労働環境改善なるか? 井上清華アナは23年10月に体調不良で7日連続欠席の激務

  3. 3

    日本相撲協会・八角理事長に聞く 貴景勝はなぜ横綱になれない? 貴乃花の元弟子だから?

  4. 4

    フジテレビにはびこる“不適切すぎる昭和体質”…他局の元TVマンも「お台場だけ時が止まっている」と厳しい指摘

  5. 5

    豊昇龍は横綱昇進確実、相撲協会も万々歳だが…"朝青龍の甥”に素行や品格、技術で不安はないか?

  1. 6

    フジテレビ日枝久相談役に「超老害」批判…局内部の者が見てきた数々のエピソード

  2. 7

    GACKTは“陰謀論匂わせ”の常習者…中居引退に「裏が…」、新型コロナを「世界的な仕掛け」と指摘

  3. 8

    フジテレビの“天皇”日枝久氏が雲隠れ…社内紛糾、迷走で「院政崩壊」へカウントダウン

  4. 9

    中居正広の女性トラブル問題で大揺れのフジテレビ…社員の悲痛な叫びに賛同が広がらないワケ

  5. 10

    GACKTや要潤も物申した! 中居正広の芸能界引退に広がる「陰謀論」のナゼ