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影かほる元女子プロレスラー

1963年5月23日生まれ、東京都出身。85年に“ダンプ松本の影武者”としてリングデビュー。全日本女子プロレス興業(以下、全女)を創業した松永4兄弟の姪で、母はレスラーの吉葉礼子。89年から2005年の解散まで、全女のプロデュースやマネジメントなどを手掛けた、松永家の生き証人。現在は、居酒屋「かおちゃん家deめしくい亭」(東京・品川区)を経営。

長与千種との「髪切りデスマッチ」でダンプ松本の“影武者”としてデビュー

公開日: 更新日:

 ──こうして“訳アリデビュー”はアッサリ決まった。8月28日、メインイベントのゴングが鳴り、影は顔面ペイントに黒いサングラスで花道を歩く。

「ダンプさんの試合はいつも見てたから、動きは大体わかってた。予想外だったのはリングセンターで、ちこさん(長与)がおでこがくっつくほどの超至近距離でにらんできたこと。内心、『これ、どうしたらいいの? こんなに近くに来られちゃっても困っちゃうんだけど』と思ってね、バレるんじゃないかとひやひやしたよ」

 ──極悪同盟のセコンドが突然マスクを脱ぎ“本物のダンプ松本”が登場。1万人の観客も、実況解説者もマンマとダマされた。この“替え玉入場”シーンは「極悪女王」でも再現された。

「みんなから『似てた!』と言われたけど、あの頃のお客は実物のダンプ松本を見たことがないんだよ。同じような格好で竹刀を振ってたら、勝手にダンプだと思い込んでくれる。観客の盲点を突いたダンプさんの奇策だったね」

 ──松永一族の娘がダンプの影武者でデビューすることに異議を唱えられることはなかったのか。

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