中日・井上監督が中田翔に「最後通告」…15キロ減量でも特別扱いせず、あくまで結果重視
「減量しないと試合では使わない」
中日の中田翔(35)は昨オフ、井上一樹新監督(53)から、こう告げられたという。
普通、新監督は実績のあるベテランにはことさら気を使う。中田クラスともなると、なおさらだ。
中田は2年契約1年目の昨季、故障もあって62試合出場、打率.217、4本塁打と低迷した。契約最終年となる今季の成績が自身の進退を大きく左右するのは間違いない。
そんな中、指揮官はベテランに対して起用の“物差し”を明確に伝えた。中田もその要望に応え、15キロもの大減量に成功したうえでキャンプイン。背水イヤーへの覚悟を示し、井上監督も「走る意識は強いというメッセージとして受け止めた」とうなずいた。
もっとも、中田のレギュラー確保は容易ではない。本職の一塁は昨季、期待の石川昂がシーズン終盤に定着。新外国人のボスラーにカリステらも控えている。よほど結果を残さない限り、ベンチスタートの試合が増えるだろうが、長らくレギュラーとして活躍してきた中田が、それを良しとしない可能性もある。