ジャパネットたかた創業者の高田明さんは社長退任から10年…「あと40年、117歳まで生きる」
高田明さん(ジャパネットたかた創業者/76歳)
テレビショッピング番組をよく見かけるようになったが、この人のMCはインパクト抜群だった。ジャパネットたかたの高田明社長(当時)だ。社長自ら訛りのある高い声で、熱く商品紹介をする姿が懐かしい。高田さん、今どうしているのか。
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高田さんに会ったのは、長崎県佐世保市日宇にあるジャパネットたかた本社3階の応接室。高田さんは2015年に同社社長退任後、個人事務所「A and Live」を立ち上げ、ジャパネットたかた社内に家賃を払って間借りしているのだ。
「社員は秘書など5人。私のスケジュール管理などをしてくれています。といっても、私が出社するのは週3、4日。こうした取材があるときや、何かアドバイスを求められたときぐらい。もう76歳、あと4年で80歳ですから」
高田さん、まずはこう言った。少し痩せたようだが、グレーのハイネックとスーツをオシャレに着こなしている。
「100%、妻の見立てなんです。私自身はファッションやショッピングに関心がなく、結婚後、自分のものを買ったのはたった2回。1回は、詳しくもないのにブランドのシャツを買って家族に不評をかい、もう1回はドイツでジーンズを買ったら、カード会社が心配して『ご自身の買い物に間違いないですか』と確認の連絡がきたくらいです」