吉岡里帆「最優秀助演女優賞受賞」で“ポスト広末涼子”に躍り出る…事務所移籍から1年で大きく飛躍
■「好感度が高くても視聴率の取れない女優」から大変身
吉岡は、2017年に松たか子(47)主演ドラマ「カルテット」(TBS系)での演技が話題となり、その後、TBS日曜劇場「ごめん愛してる」でのヒロイン役や、日清食品「どん兵衛」の"どんぎつね"役などで注目度を一気に高めた。しかし、翌年、初主演ドラマとなった「きみが心に棲みついた」(TBS系)が低視聴率にあえぎ、さらに同年の主演作「健康で文化的な最低限度の生活」(フジテレビ系)も不発に終わった。
「それでも、当時、CM7本という売れっ子でした。そのため『好感度が高くても視聴率の取れない女優』というレッテルを貼られてしまったのです。以来、主演ドラマのオファーは減ってしまいました」(テレビ誌ライター)
そんな吉岡を"売れっ子"から"演技派"に変えたのが映画だ。22年公開映画「ハケンアニメ」では、新人アニメ監督の女性を演じ、その繊細な表現力が大いに評価された。続けて出演した太平洋戦争末期の沖縄戦を描いた映画「島守の塔」では、筋金入りの軍国少女を演じており、この二つの映画で演技の幅の広さを改めて証明している。