著者のコラム一覧
池田陽子薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト

薬膳アテンダント・食文化ジャーナリスト・全日本さば連合会広報担当サバジェンヌ。国立北京中医薬大学日本校(現・日本中医学院)で国際中医薬膳師資格を取得。近著「1日1つで今より良くなる ゆる薬膳。365日」が好評発売中。

【カボチャの種】咳を止める優れた働きがあり、百日咳の改善に役立つ

公開日: 更新日:

 最近、流行している「百日咳」。今年に入ってから感染者が増加し、国立健康機器管理研究機構によると、4月には4週連続で過去最多を更新しています。百日咳というと、子供の病気というイメージがありますが、成人でも発症するため注意が必要です。

 百日咳はグラム陰性桿菌の百日咳菌による感染症です。咳やくしゃみなどの風邪に似た症状が現れ、次第に咳がひどくなっていきます。連続的な短い咳が出る、けいれんするような咳込み、息を吸うときにヒューヒューと音がする「喘鳴」といった特徴的な症状がみられます。完全な回復までには、その名の通り100日程度かかる傾向があります。

 百日咳菌は感染力が強く、職場や学校での集団感染につながるケースがあります。子供や乳幼児は重症化しやすく、気付かない間に大人がうつしてしまわないよう注意が必要です。

 そして、シニアも免疫力が低下しているために子供と同様に悪化しがちです。激しい咳が続くことで、肋骨骨折のリスクが高まるうえ、体力が低下しやすく、肺炎などの合併症を引き起こす危険もあります。早めに医療機関を受診しつつ、食養生による対策も講じましょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松本潤、櫻井翔、相葉雅紀が7月期ドラマに揃って登場「嵐」解散ライブの勢い借りて視聴率上積みへ

  2. 2

    永野芽郁&田中圭の“不倫LINE”はどこから流出したか? サイバーセキュリティーの専門家が分析

  3. 3

    キンプリが「ディズニー公認の王子様」に大抜擢…分裂後も好調の理由は“完璧なシロ”だから 

  4. 4

    低迷する「べらぼう」は大河歴代ワースト圏内…日曜劇場「キャスター」失速でも数字が伸びないワケ

  5. 5

    巨人のW懸案「ポスト岡本和真&坂本勇人」を一気に解決する2つの原石 ともにパワーは超メジャー級

  1. 6

    早期・希望退職の募集人員は前年の3倍に急増…人材不足というけれど、余剰人員の肩叩きが始まっている

  2. 7

    ユニクロ女子陸上競技部の要職に就任 青学大・原晋監督が日刊ゲンダイに語った「野望」

  3. 8

    巨人「松井秀喜の後継者+左キラー」↔ソフトB「二軍の帝王」…電撃トレードで得したのはどっち?

  4. 9

    西内まりや巨額金銭トラブル 借金の中身と“返済ウルトラC”

  5. 10

    巨人秋広↔ソフトBリチャード電撃トレードの舞台裏…“問題児交換”は巨人側から提案か