シリーズ「日本軍兵士たちの戦場体験」(10)一木支隊の生き残りは語った「本軍はすべてがさかさまであった」

前号からの続きになるのだが、ガダルカナル戦に従軍した一木支隊のAさんは、実は支隊長の一木清直の副官の一人ともいうべき立場であった。諸事に気が回り、軍内の各種規則などにも通じていた。高等教育を受けて召集されていたから、比較的軍内の光景もいささか冷静に見ることができた。私がAさんの…
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