テレ朝の名物社員「ナスD」パワハラ&経費不適切使用→懲戒処分が示したテレビのヤバイ昭和体質

公開日: 更新日:

 サバイバル能力にたけた独自キャラで視聴者から親しまれていたナスDだが、今回の処分理由として、複数のスタッフへのパワハラがあったことだけでなく、19年から25年1月にかけて、個人的な会食等の費用を会社に請求するなど、ルールを逸脱した経費処理の総額が約517万円にのぼることが明かされている。

 この一連の流れに対し、SNSでは《やっていることがバブル時代と同じ》《フジに続きテレビ局の身内に大甘な体質が今回も》と、テレビ業界の悪しき体質が、改めて露呈したという指摘も相次いでいる。

 ナスDは降格処分で人事局付になったと報道されているが、フジテレビ騒動で“キーマン”とされた有名プロデューサーも人事局付に異動となった。2人ともこれまで能力や実績を重視し、局に重用されてきた名物社員だが、身内からの告発が相次ぎ、コンプライアンス面から処分せざるを得なくなった印象だ。

「テレビ業界の優秀な人材は、ユーチューブやネット番組にどんどん流出しています。地上波は還暦を過ぎたディレクターが現役として制作活動せざるを得ないほど人材不足だという話もよく耳にします。実績にあぐらをかいた上の世代が実権を握り続けていると、ますます若い世代の優秀な人材が流出してしまうリスクがあるでしょう」(テレビ局関係者)

 昭和の時代に許されていた"テレビマンのノリ"は通用しなくなりつつある。

  ◇  ◇  ◇

 フジテレビのキーマンはどこで何をしているのか?■関連社員もあわせてご覧ください。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    自信なくされたら困るから? 巨人・田中将大がカブス戦登板「緊急回避」の裏側

  2. 2

    ニデック永守重信会長の堪忍袋の緒が切れる? 「売上高4兆円」達成に不可欠な牧野フライスの買収が難航中

  3. 3

    巨人・田中将大の早期二軍落ちに現実味…DeNA二軍の「マー君攻略法」にさえなす術なし

  4. 4

    巨人阿部監督が見切り発車で田中将大に「ローテ当確」出した本当の理由とは???

  5. 5

    茨城県知事の異常な県政を朝日も毎日も報じない不思議…職員13人が自殺?重大事件じゃないか!

  1. 6

    立憲民主党の凋落は自民党以上に深刻…参院選改選組が国民民主党に露骨なスリ寄り

  2. 7

    小芝風花&松坂桃李は勝ち組、清野菜名は貧乏クジ…今期ドラマ「トップコート」所属俳優の泣き笑い

  3. 8

    阿部寛「滑舌問題」はクリアできそうだが…新日曜劇場『キャスター』で国民的俳優が試される“唯一の心配事”

  4. 9

    浜田雅功の休養の裏で着々と進む松本人志との"今夏ダウンダウン完全復帰計画"…プラットフォームに本腰

  5. 10

    誰トク?広がる地方私大の公立化…見送られた千葉科学大は「加計学園」が運営撤退も大学存続