ダウンタウン「サブスク配信」の打算と勝算……地上波テレビ“締め出し”からの逆転はあるか?
一方、ネット上では、《禊はまだ済んでいない》などと、松本に対する批判はいまだ根強く、各局とも地上波復帰に踏み切れない状態だ。地上波を締め出され、配信に懸ける“元お笑いの帝王”が手がける番組は、今後、内容&収益ともに、地上波テレビを脅かす存在になっていくのか。さるお笑いバラエティー番組関係者はこう話す。
「話題性もありますから、不相応な金額設定でない限り、加入者は1万人を軽く超えることは想像できます。スポンサーがつかない有料コンテンツであれば、率直に松本さんがやりたかったことを自由な人選で実現できるわけで、その内容に期待する方も多いはず。年々テレビの力が弱まってきている中、その是非はともあれ、成功すれば日本のエンタメ業界を揺るがすビジネスモデルになるんじゃないでしょうか」
現在、2人の地上波でのレギュラー番組といえば、31年間続いた「ダウンタウンDX」(日本テレビ系)は6月末で終了。残る2本は「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日テレ系)と「水曜日のダウンタウン」(TBS系)だが、継続するかは不透明だ。