“だっちゅーの”パイレーツ電撃解散
もともと、お笑い芸人を目指していなかったという2人。西本は女優志望で浅田にいたってはボキャ天のオーディションに行った時も「パネルを持つなどのモデルの仕事」だと思っていたというほど。関係者が「本人たちも何の取りえもないことを承知しているわけです」と証言していて、お笑いでのブレークは2人にとって予想外のことだった。
気づいた時には言葉が独り歩き。1日に何百回も「だっちゅーの」をやらされて腰が痛くなり、笑顔まで引きつるありさま。
ネタを考えろといわれて、頑張って考えても採用されず、結局、演じるのは放送作家が考えたネタだった。下積みをたくさんしている芸人たちに交じって、ボキャ天に出るのも申し訳なく感じていたという。
とくに女優志望の西本は人気が出れば出るほど仕事に疑問を感じるようになり、浅田の家まで行って「芸能界やめたい」と泣きながら話したこともあったという。
解散時には不仲説も流れたが、実際は「家族みたいな存在でした。顔を見ただけで何があったかわかる」(浅田)、「好未にいろいろ助けてもらいました。彼女がいたからやってこられた」(西本)というように関係は良好だった。