著者のコラム一覧
片岡たまき

神奈川県平塚市出身。元RCサクセション・マネジャー兼衣装係。夫は「パスカルズ」のバンドマスター、ロケット・マツ氏。著書に「あの頃、忌野清志郎と」(宝島社)。

温泉場のストリップの帰り道「しみじみしちゃうよなぁ」

公開日: 更新日:

「宿は山梨の温泉旅館。夕食も終わって、清志郎さん、イラストレーターのA女史、私の3人で、宿の前にある『バッティングセンター』に出かけました。けれど、すでに閉館時間。『じゃ、ストリップしかないな~』なんて、半ば冗談を言ってたんですが、私のマネジャー根性でしょう、止まってたストリップ宣伝カーからシャレで割引券をもらってきた。もう、俄然盛り上がっちゃって、3人で宣伝カーに乗り込みました」

 劇場内に入ると、当然のことながら女性は片岡さんとイラストレーター女史の2人のみ、あとは浴衣姿のオヤジばかりだった。

「小屋の中は、40~50人で、小さなライブハウスくらいの大きさ。暗い中、3人は後ろで立ち見してました。ストリップは初めて見ましたが、恥ずかしくてまともに見られません。チラ見です。しばらくすると、横にいたはずの清志郎さんがいない。目を凝らして後ろ姿を捜すと、なんと、張り出しステージの最前列に座っていたのです。暗闇の中を、踊り子さんに吸い寄せられるままに行っちゃったのでしょうか。カリスマの忌野清志郎がひなびた温泉ストリップで最前列!? と、一瞬目を疑いましたが、私服だったのですぐわかりました。私にしてみたらそこだけ光ってたくらいです(笑い)」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末