元宝塚月組男役が「完全なる飼育」主演!月船さららを直撃
ディープな恋愛模様で話題の「完全なる飼育」シリーズ最新作が公開される。1999年の第1作以来シリーズ9作目となる今回は、台湾の若手俳優を演出家が稽古という名のもとに“飼育”。主演を務める元・宝塚月組男役、月船さらら(45)に意気込みを聞いた。
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本作では、役者を罵倒し、痛めつけて“飼育”する、ドSな孤高の演出家というディープな役どころに挑戦している。
「Sキャラのお仕事が多いっていう自覚はありますね(笑い)。Sキャラって、高圧的な行動の裏に悲しみや、さらけ出せないものを内に秘めているので、何を隠しているのか、なぜ彼を痛めつけるのかを演技するのが醍醐味かなと思います。撮影中は、シーンごとに頭は切り替えられるんですが、演技とはいえ、痛めつけるのも、痛めつけられるのも心身ともにヘロヘロになります。でも、それも含めて作品に身を任せるしかないかなと。撮影後には旅行や温泉に行って気分を切り替えます。今回は自粛前でなんとか温泉に行けましたけど、もし撮影からそのまま自粛に入ったらつらいかも」
自粛期間中はどうしていたのか?
「主宰している演劇ユニットの10月公演について考えていました。制作もやっているので、宣伝方法や、全く舞台に足を運ばない人にどうアピールするのかとか、いろんなことを考え直したり、クリエーティブな時間になりました」