ピエール瀧、沢尻エリカは仕事復帰も…芸能人「薬物スキャンダル」での再出発は甘くない
沢尻もまた、19年11月に合成麻薬MDMAを所持したとして、麻薬取締法違反で逮捕され、20年2月に懲役1年6月(執行猶予3年)の判決を受けていた。沢尻は当時、20年1月から放送開始予定だったNHK大河ドラマ「麒麟がくる」に帰蝶役で出演予定だった。しかし逮捕により、代役(川口春奈)を立てて再撮を余儀なくされ、放送開始が遅れるなどNHKは大混乱に陥った。
ともに執行猶予は優に明けた状態。このまま復帰はスムーズに進むだろうか。芸能ジャーナリストの城下尊之氏はこう話す。
「薬物関係は、初犯で執行猶予が付いていれば、“ムショ帰り”というわけでもないので、芸能界では、比較的復帰は可能です。復帰が厳しいのは、田代まさしのような破廉恥事件を起こしたり、不倫でも“多目的トイレ”という圧倒的なマイナスのイメージが付いてしまった渡部などのケース。この手の性がらみのスキャンダルは、女性からの嫌悪感がずっと残り、復帰は簡単ではない。それに比べれば、執行猶予が過ぎれば活動再開できるのが薬物。ただし、まずは映画や舞台からといったところで、地上波復帰までは、ある程度、時間はかかるでしょうね」