伝説のモデル麻田奈美“リンゴヌード”は永遠に…全撮影を再録した写真集が話題
団塊世代は忘れられない「禁断の果実」
グラビア評論家の織田祐二氏はこう話す。
「童顔+巨乳はまさにグラビアアイドルの元祖のような存在です。それでいて、鮮烈なボディーのすべてを披露してくれていたのだから、当時の男子はたまらなかったでしょう。まさに昭和の旧約聖書、禁断の果実、イブ伝説の復活ですよ。彼女を前に、男はみんなアダムになりたかったはず。一説には、デビュー当時、85センチほどだったバストは、5年後には90センチ近くまで成長していたとか」
あまりにも有名な“リンゴヌード”について織田氏はこう考察する。
「女性の裸体を真正面から撮った美しさ。ある意味芸術的で、ある意味とっつきやすい。エロくないといえばエロくない。いや、無垢な分だけエロい。わかる人にはわかる強烈な世界観です。そこから他のバリエーションやポーズもたまらなく見たくさせられる。赤一点が強調された世界観は小津安二郎の映画にも通ずる、そぎ落とされた効果を感じます。そして乳首の位置、乳輪、乳房の離れ具合、おヘソやリンゴとのバランスも素晴らしいの一言。まさに奇跡の黄金比でしょう。余談ながら、日本人はリンゴが大好きなんです。終戦後は『リンゴの唄』で復興。1950年代にリンゴの生産は急増し、60年代はビートルズのアップルレコード。そして70年代は“リンゴヌード。今、日本のスマホのシェア1位はiPhoneです。この流れは必然だったワケですよ(笑)」
写真集と同時に、「麻田奈美写真集 林檎の記憶」1~5巻の電子書籍版も同時発売。リンゴ可愛いや、可愛いやリンゴ~。この春は、伝説の写真を眺めながら、青春時代の甘く切ない気持ちに浸ってみるのも悪くないかも。