カチンときたら口角を上げる

公開日: 更新日:

 これまで「怒り」という感情をより速やかに手放す方法を、あれこれ提案してきました。しかし、仕事の現場では、怒りやイライラを上手に処理する時間もないうちに、当該相手に物申さなければならないことも多々あります。

 そんな時こそ、いかにキレずに冷静なまま自分の意見や要望を伝えられるかが、デキる男としての度量の見せどころ。「あんな状況なのに、感情的にならないで物事を処理できるなんてさすがだな!」と、周りの評価も上がること間違いなしです。

 まず大きくひとつ深呼吸をしてから、意識して口角をグッと上げます。表情とは不思議なもので、「口角を上げるだけで感情もポジティブになる」という実験結果が報告されています。

 その効果のほどは人それぞれだとしても、口角を上げながら怒鳴ったり激しい言葉を投げつけたりするのは、かなり難しいことです。多少、表情が引きつってもいいので、口角をグッと上げながら話し始めてみてください。それだけで、一触即発の危険が低くなります。

 さらに、相手に気持ちを伝える際は「私」を主語にしましょう。例えば、「なんで君は報告がいつも遅いんだ」「あなたたちの要求は無理だ」というのは、主語が「あなた」や「あなたたちの仕事」であり、「私」ではありません。そのため、断定や評価のニュアンスが入ってきてキツい印象になります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大逆風の田中将大まさかの〝浪人〟危機…ヤクルト興味も素行に関する風評が足かせに

  2. 2

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  3. 3

    楽天・田中将大の二軍テスト続行を明言…“外様”今江監督ならではの「常識的判断」

  4. 4

    「(菊池雄星を)高1で超えてやる」 天性の負けず嫌いが花巻東に進学した“本当の理由”

  5. 5

    斎藤元彦知事&代理人弁護士「時間差会見」のあざとさ…二人揃ってPR会社美人社長をバッサリ切り捨て

  1. 6

    八村塁が突然の監督&バスケ協会批判「爆弾発言」の真意…ホーバスHCとは以前から不仲説も

  2. 7

    斎藤元彦知事が百条委トンズラで大誤算!公選法違反疑惑に“逃げの答弁”連発も「事前収賄罪」の可能性

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    「終わらない兵庫県知事選」の行方…新たな公選法違反疑惑浮上で捜査機関が動く“Xデー”は

  5. 10

    斎藤元彦知事代理人の異様な会見…公選法違反疑惑は「桜を見る会前夜祭」と酷似、期待されるPR会社社長の“逆襲”