焼肉やウナギは逆効果にも 夏バテ予防は「ビタミンB群」重視

公開日: 更新日:

 そして、マウスを回転カゴに入れて180分間強制歩行させ、その後、自発行動量を測定。疲労が強いほど、自発行動量は減少するが、ビール酵母エキスを全く含まない水溶液を飲んだマウスは、強制歩行をさせなかったマウスに比べて、自発行動量は8分の1まで減少した。

 また、ビール酵母エキスの量が増えるほどに自発行動量は増え、ある量を過ぎると、強制歩行をさせなかったマウスと自発行動量が同等だった。つまり、強制歩行による疲労が、その後の行動に影響を及ぼさなかったということだ。

 今日から積極的にビタミンB群を! 玄米、枝豆、豆腐や納豆などの大豆加工食品、豚肉など肉の赤身などで取れる。

「ビタミンB群は水溶性なので、食品で取るのなら過剰摂取の心配はありません。一方で“取りだめ”ができない。毎食、ビタミンB群が取れる食べ方をすると、効率のいい夏バテ対策になります。玄米や大豆加工食品が日常的に取りやすい。特に玄米は、ナイアシン、ビタミンK、マグネシウム、亜鉛、セレン、鉄といった健康維持に欠かせない栄養素も豊富でおすすめです」

「食べにくい」「炊くのに手間がかかる」と玄米へ苦手意識を持っている人もいるかもしれないが、今は白米と同じような食感のものや、無洗米で手間がかからず炊けるものも出ているので、試してみてはどうだろう。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    中居正広氏《ジャニーと似てる》白髪姿で再注目!50代が20代に性加害で結婚匂わせのおぞましさ

  2. 2

    中居正広氏は元フジテレビ女性アナへの“性暴力”で引退…元TOKIO山口達也氏「何もしないなら帰れ」との違い

  3. 3

    佐藤健は9年越しの“不倫示談”バラされトバッチリ…広末涼子所属事務所の完全否定から一転

  4. 4

    広末涼子容疑者は看護師に暴行で逮捕…心理学者・富田隆氏が分析する「奇行」のウラ

  5. 5

    パワハラ告発されたJ1町田は黒田剛監督もクラブも四方八方敵だらけ…新たな「告発」待ったなしか?

  1. 6

    矢沢永吉「大切なお知らせ」は引退か新たな挑戦か…浮上するミック・ジャガーとの“点と線” 

  2. 7

    中日井上監督を悩ます「25歳の代打屋」ブライト健太の起用法…「スタメンでは使いにくい」の指摘も

  3. 8

    フジテレビ問題でヒアリングを拒否したタレントU氏の行動…局員B氏、中居正広氏と調査報告書に頻出

  4. 9

    広末涼子容疑者「きもちくしてくれて」不倫騒動から2年弱の逮捕劇…前夫が懸念していた“心が壊れるとき”

  5. 10

    “3悪人”呼ばわりされた佐々木恭子アナは第三者委調査で名誉回復? フジテレビ「新たな爆弾」とは