「治療法を任せる」と言われたら医師は喜ぶべき

公開日: 更新日:

 データは知っていても、それはすべて他人の情報であり、自分がどうしたらいいか、分からなかったのです。

 結局どうしたのかというと、友人の「君に必要なのはドクターだ」というアドバイスに従い、治療は自分の信頼できる医師に任せて職場に復帰されたそうです。

 ここで言うドクターとは信頼でき、自らのこれまでの経験や勉強の結果を患者の前にすべて提示し、一生懸命治療に取り組んでくれる医師のことを言います。この高名な医師は、その後次のようなことを書きました。

「あなたの人生だから、自分で選んでくれというだけの医師は過誤を犯しているのではないにしろ、自分の義務を矮小化している。医師は自分で責任を負わねばならず、患者に負わせてはならない」

 少なくとも医師が「先生」と呼ばれる以上、それが当然だと思うのです。

【連載】当事者たちが明かす「医療のウラ側」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ソフトB悪夢の本拠地3連敗「2つの敗因」…26イニング連続無得点よりも深刻なチーム事情

  2. 2

    巨人今季3度目の同一カード3連敗…次第に強まる二岡ヘッドへの風当たり

  3. 3

    石井琢朗コーチが三浦監督との《関係悪化説》を払拭、「ピエロ」を演じたCS突破の夜

  4. 4

    3人の婚外子…菊川怜の夫・穐田誉輝氏“暴かれたスネの傷”

  5. 5

    ソフトバンク 投手陣「夏バテ」でポストシーズンに一抹の不安…元凶はデータ至上主義のフロントか

  1. 6

    橋本環奈のパワハラ疑惑のこと? 嵐・二宮和也の正月番組のワンシーンが視聴者の間で物議

  2. 7

    橋本環奈《山本舞香と友達の意味がわかった》 大御所芸人に指摘されていたヤンキー的素地

  3. 8

    大谷翔平は来季副収入100億円ガッポリ、ド軍もホクホク! 悲願の世界一で証明した圧倒的経済効果

  4. 9

    夏菜の二の舞か?パワハラ疑惑&キス写真で橋本環奈に試練…“酒浸り”イメージもそっくり

  5. 10

    いまや大谷ドジャースこそ「悪の帝国」だ…カネ&人気&裏技フル活用でタンパリング疑惑まで