空腹こそ最大の長寿法…「カロリー・リストリクション」はどうやるのか?

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 健康長寿の食事としてハーバード大学医学部&ソルボンヌ大学医学部客員教授の根来秀行医師は「カロリー・リストリクション(カロリス)」に注目している。5大栄養素を中心にバランスを確保しながら、毎日の総摂取カロリーを標準の7~8割程度に制限する食事法だ。その理由は、長年、飢饉にさらされてきた人間は空腹の状態が当たり前で、それに適応できるように作られているから。カロリスはそれに沿った食事で、現代人は明らかに食べ過ぎだという。

 では、具体的にどのくらいのカロリーを摂取すればいいのか? 1日の活動量が標準的な男性(身長175センチ)の場合を考えてみる。

 この男性の標準体重は、身長(1.75)×身長(1.75)×22=67.375キロになる。適切な摂取カロリーは標準体重に30~35(女性は25~30)をかけた数字なので、2021.25~2358.125キロカロリー。その7割だと「1650.68キロカロリー」となる。

 1日1650キロカロリーの1食の食事というのは、たとえば、鮭、味噌汁、小鉢の納豆、わかめの酢の物が該当する。

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