著者のコラム一覧
古谷彰子愛国学園短期大学准教授

早稲田大学大学院卒。早稲田大学時間栄養学研究所招聘研究員、愛国学園短期大学准教授、アスリートフードマイスター認定講師。「食べる時間を変えれば健康になる 時間栄養学入門」「時間栄養学が明らかにした『食べ方』の法則」(ともにディスカヴァー・トゥエンティワン)などがある。

【ヤリイカ】心血管疾患のリスクを抑え、疲労を回復する

公開日: 更新日:

 ヤリイカは、日本近海でとれるイカの一種で、冬から春にかけて旬を迎えます。古くは「鞘烏賊(サヤイカ)」とも呼ばれ、武士のヤリの鞘に似ていることが由来ともされています。

 また、ヤリイカの寿命は1年ほどというから驚きです。春に産卵し、成長して翌年の春にはその生涯を終えるので、春先にかけて身が柔らかく甘みを増すタイミングが、まさに食べ頃とされています。

 長崎県の「いかすみ汁」や、富山県の沖漬けはヤリイカを使った代表的な郷土料理で、日本各地で独自の食文化が根付いています。

 一方、海外でも人気があり、イタリアでは「カラマリ」としてフリットにするのが定番。スペインではイカ墨を活用したパエリアにもよく使われます。

 そんなヤリイカは栄養価も高く、健康に役立つ成分が多く含まれています。可食部100グラムあたり約17グラムのタンパク質を含み、脂質は約1グラムと高タンパク低脂肪です。特に運動習慣のある人には、筋肉の合成を助ける良質なタンパク源となるでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    男性キャディーが人気女子プロ3人と壮絶不倫!文春砲炸裂で関係者は「さらなる写真流出」に戦々恐々

  2. 2

    協会肝いりゲームアプリ頓挫の“張本人”は小林浩美会長…計画性ゼロの見切り発車で現場大混乱

  3. 3

    巨人・田中将大 戻らぬ球威に焦りと不安…他球団スコアラー、評論家は厳しい指摘

  4. 4

    SixTONES新冠番組を潰しにかかるTBS日曜劇場の本気度 道枝駿佑、松本潤、目黒蓮が強力な"裏被り”連発

  5. 5

    長渕剛「理不尽と戦ってほしい」鹿児島の母校卒業生にエールも…元女優から新たな告発

  1. 6

    侍J井端監督が正捕手に据えたい大本命は…3月強化試合への招集は「打倒甲斐」のメッセージ

  2. 7

    「胎動」と「混迷」が交錯するシンドイ2年間

  3. 8

    吉幾三(5)「お前のせいで俺と新沼謙治の仕事が減った」

  4. 9

    長山藍子のおかげでわかった両眼のがんを極秘手術

  5. 10

    ニセコで横行する「海賊スキースクール」…中国系インストラクターやりたい放題で認定校とはイタチごっこ