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神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「糖尿病の薬は飲み始めたらやめられなくなる」は大きな勘違い

公開日: 更新日:

 これらの血糖降下薬について、「飲み始めたらやめられなくなる」と思っている患者さんがたくさんいらっしゃいます。しかし、これは大きな勘違いで、実際には食事運動習慣の改善によって、血糖値が正常(HbA1cが6%未満、空腹時血糖値が100㎎/デシリットル前後)に近づけば、減薬や中止は可能です。薬を始めたからと諦めたり、安心するのではなく、生活習慣を見直して血糖値をコントロールし、減薬を目指してみてはいかがでしょう。

 次回は血糖降下薬の種類と、どのようにして減薬していくかについてお話しします。

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