ドライアイは同世代男性の5倍 白内障は2倍以上の患者数
これらの病気は命に関わるものではなく、失明の可能性も低いため、医者にとっては確かに楽かもしれません。しかし、不快感やかゆみ・痛みを伴いますし、美容上の問題も伴うため、とくに女性患者にとっては大問題でしょう。だから、眼科に女医さんが多いのは、むしろ当然です。
それだけではありません。実は中高年女性は、白内障や緑内障も多いことが分かっています。白内障患者は約5万4000人(男性は約2万5000人)、緑内障は約1万6700人(同約1万700人)。どちらも加齢とともに患者も増えていきますが、中高年で発症すると、将来の失明につながることがあります。
眼科の女医さんたちは、それらの治療の一翼も担っているわけです。
ちなみに中高年男性がかかりやすいのは、網膜剥離(約1万1000人)と網膜血管閉塞症(約1万人)。どちらも失明する危険が高い病気です。腕の立つ女医さんも大勢いますから、まさかのときはネットで調べてみてください。