中高年女性4万人超 片頭痛持ちは年間300錠も頭痛薬を服用
片頭痛とみられる患者は、老若男女合わせて約11万人。うち約4万4000人が中高年女性(40~64歳)で占められています。とはいえ、これらの数字は実際よりもずいぶん少ないように思えます。
日本頭痛協会のホームページには「本邦の頭痛患者は4000万人と推定され」と書かれています。
また、日本臨床内科医会のパンフレットには、片頭痛に限っても「患者数は全国で約840万人」と書かれています。
しかし、頭痛であっても、本人が医療機関を受診しない限り、その人は患者としてカウントされないため、厚労省の統計には反映されません。逆に、わざわざ医者に行くような人はかなり重症に違いありません。中高年女性には、重症の頭痛患者が多いと考えていいわけです。
ご存じのとおり、頭痛は大きく「緊張性頭痛」と「片頭痛」に分かれています。前者は主に肩凝りや首凝り、眼精疲労などが原因。その大半は、市販薬やストレッチなどで何とかやり過ごせるものです。
あるとき私は、知り合いの医師から「緊張性頭痛にはバファリンとアリナミンがよく効く」と教えてもらい、試したところ確かに効果があったので、それ以来その処方で対処しています。これは医療関係者の間では広く知られているようです。