スーパーフードに説得力はあるの? 効果確認はごくわずか
そこで頼りになるのが、国立健康・栄養研究所がインターネットに公開している「健康食品の素材情報データベース」です。スーパーフードをはじめ、多数の健康食品と有効成分の実際の効き目について、専門家がまとめた情報が掲載されています。たとえば女性に人気のプロポリスは、「俗に、『抗菌作用がある』『炎症を抑える』などと言われているが、経口摂取における有効性については十分なデータが見当たらない」といった、身も蓋もないことが書かれています。
ありていに言えば、世間で注目されている食品のうちで、確かに効果があると確認されるものは、ごくわずかに過ぎません。大半のスーパーフードは、「たぶん効くだろう」「効くんじゃないかな」程度の説得力しか、いまのところ持ち合わせていないということです。