酷暑を乗り切る 注目「ミネラル入りむぎ茶」で熱中症対策
少しずつ、継続的な飲用を「点滴飲み」が効果的な理由
夏場の水分補給について野崎院長は注意が必要という。
「スポーツドリンクは糖分が多いため吸収されやすいのですが、エネルギー消費量が高くない大半の人にとっては後引く甘さのためつい飲みすぎてしまうことによる、一過性の糖尿病や、肥満リスクをともなうことになります。経口補水液は脱水症状に陥ってしまった後、脱水状態の食事療法として医師から指示された時に限り飲んでいただきたいです。自己判断で予防的に飲むと塩分の過乗摂取になることがあるので注意が必要です。その点、『ミネラル入りむぎ茶』は無糖でカロリーもカフェインもゼロなので、日常的に飲める熱中症対策飲料といえるでしょう」
また、「ミネラル入りむぎ茶」を効果的に飲む方法があると、野崎院長は語る。
「水分とミネラルを一気に補給しても体にうまく吸収されないのです。1時間にコップ一杯を目安に少しずつ継続的に飲む『点滴飲み』が有効なのです」
意外に知られていないことだが、熱中症は発生した当日の水分とミネラル不足から起こるのではなく、実は数日前からの不足が原因で発生する。それだけに、熱中症を未然に防ぐには点滴飲みを習慣化したい。