同じ職種でも職場が変わったら聞き取れなくなることも

公開日: 更新日:

 仕事上で苦労することの多いAPD。特に職場の環境が変わって急に仕事に支障が生じる場合も多いという。APDに関する著書のある「ミルディス小児科耳鼻科」(東京・北千住)の平野浩二院長が説明する。

「同じ仕事をしていても、転職して職場を変えたら急に困ってしまったというケースはよくあります。たとえば、調理師が以前は問題なく働けていたのに、学校給食の職場になったら機械音などが多くてとたんに仕事上必要な会話が聞き取れなくなってしまった。ほかにも、居酒屋のバイトとかコールセンターなど、うるさい中で音声を聞き取ることが必須になる仕事はやはりきついですね。静かな職場だったり、SEなどパソコン上のやりとりが中心な仕事だったらうまくやれている人も多いです。また、うるさい中ではまったくダメかというとそうでもなくて、調理の仕事でも、周りのスタッフがAPDについて理解してくれて、注文をメモに書いてくれるようになったので、問題なく仕事ができるようになったというケースもありました」

 前出の真壁さんは、教師を目指して勉強中。その傍ら、コンビニでのアルバイトもしていて、その際の苦労も多かったとか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    気持ち悪ッ!大阪・関西万博の大屋根リングに虫が大量発生…日刊ゲンダイカメラマンも「肌にまとわりつく」と目撃証言

  2. 2

    永野芽郁「鋼のメンタル」も文春砲第2弾でついに崩壊か?田中圭との“口裏合わせ”疑惑も浮上…CMスポンサーどう動く

  3. 3

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  4. 4

    佐々木朗希「中5日登板志願」のウラにマイナー降格への怯え…ごまかし投球はまだまだ続く

  5. 5

    竹野内豊はついに「令和版 独身大物俳優」となった NHK朝ドラ『あんぱん』でも好演

  1. 6

    中居正広氏“反撃準備”報道のモヤモヤ…改革着々のフジテレビ尻目に「電撃復帰」への布石か

  2. 7

    永野芽郁の「清純派枠」を狙うのは"二股不倫報道”の田中圭と同じ事務所の有望株という皮肉

  3. 8

    “マジシャン”佐々木朗希がド軍ナインから見放される日…「自己チュー」再発には要注意

  4. 9

    役者・林与一さん83歳の今も現役「糖尿病家系で甘いモノ好き。血糖値が問題ないのは運動のおかげ」

  5. 10

    囁かれる岸田前首相“再登板”に現実味? 一強時代到来で「安倍超え」に虎視眈々