酒がうまい季節だから知っておきたい…むくみを防ぐ食事術

公開日: 更新日:

 アルブミンは脂肪酸やミネラル、ホルモンなどと結合し、体内の必要な場所にこれらを運搬する働きがある。肝臓でつくられ、役割を終えると筋肉や皮膚で分解される。アルブミンが不足する原因はさまざまあるが、偏った食事や急激なダイエット、高齢で食が細くなっても起こるという。

「40歳を過ぎると自然と食事量が減ってきます。若い頃と同じように食事を取っているつもりでも偏った食事になっている可能性もあります。中高年は注意が必要です」

■塩分の過剰摂取、タンパク質不足は要注意

 頑張ってやせようとしているけれども体重が落ちないという人の中には、偏った食生活からタンパク質が不足し、水をためやすい体質になっているケースもあるという。

 浮腫を防ぐためには小腸や肝臓、腎臓を保護し、ビタミン、ミネラルをはじめ、良質なタンパク質をしっかり取ることが重要だ。そのうえで塩分を減らす必要がある。

「塩分は水分を保持する働きがあるので、できるだけ摂取量を抑える必要があります。それには単に薄味を心掛けるだけでなく、塩分を取り過ぎない食べ方や調理の仕方に気をつける必要があります。例えば、調味料に酢やレモン、ユズ、スダチといった柑橘類の酸味や、唐辛子、コショウ、山椒、ワサビ、カレー粉などの香辛料や、青シソ、ネギ、三つ葉、セロリ、ショウガ、ニンニクなどの香味野菜を使うのも手です。冷たいものは味を感じにくいため、ついつい塩をふってしまいがちです。料理は温かいうちに食べるのがいいでしょう」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大阪万博会場の孤島「夢洲」で水のトラブル続出の必然…トイレ故障も虫大量発生も原因は同じ

  2. 2

    巨人阿部監督がオンカジ送検の増田大輝を「禊降格」しないワケ…《中心でなくても、いないと困る選手》

  3. 3

    オンカジ騒動 巨人オコエ瑠偉が「バクダン」投下!《楽天の先輩》実名公表に現実味

  4. 4

    趣里の結婚で揺れる水谷ファミリーと「希代のワル」と対峙した梅宮ファミリー…当時と現在の決定的な違い

  5. 5

    中国企業が発表した「ナトリウムイオン電池」の威力…リチウムイオン電池に代わる新たな選択肢に

  1. 6

    永野芽郁「かくかくしかじか」"強行突破"で慌しい動き…フジCM中止も《東村アキコ役は適役》との声が

  2. 7

    永野芽郁と田中圭は文春砲第2弾も“全否定”で降参せず…後を絶たない「LINE流出」は身内から?

  3. 8

    渋谷区と世田谷区がマイナ保険証と資格確認書の「2枚持ち」認める…自治体の謀反がいよいよ始まった

  4. 9

    水谷豊に“忖度”?NHK『BE:FIRST』特集放送に批判…民放も事務所も三山凌輝を“処分”できない事情

  5. 10

    頭が痛いのは水谷豊だけじゃない…三山凌輝スキャンダルで間宮祥太朗「イグナイト」“爆死”へ加速危機