ビール → 炭酸水で5kg減も「代用食品」ダイエットのコツ
ダイエットに失敗する人の多くは食事でつまずく。すぐに効果を得ようと「食事量の削減」「糖質カット」を始めるが大抵は続かない。空腹のストレスや糖質がもたらす食べる喜びの減少でイライラするからだ。それを「意思」の力だけで抑えつけるには限界がある。どうすればいいのか。早稲田大学持続型食・農・バイオ研究所重点領域研究機構招聘研究員の古谷彰子氏に話を聞いた。
「肥満の原因は体重を一定の範囲内に維持するためのホルモンの乱れにあります。それを導くのが誤った生活習慣と食生活です。夜更かしや座り続けの生活のストレスを、血糖の急上昇で一時的な幸福感をもたらすお菓子や、味付けの濃い食事で解消しようとするからです。本来、ダイエットは食事の意味を持ち、正しく取れば本来の体重まで自然にやせていきます」
ところが、多くの人はやせるための食事を始めた途端、ストレスを感じる。
例えば「1日に必要な野菜は350グラム」と聞くと、好きでもない野菜サラダを食べるというストレスにさらされる。それを解消するため肥満につながりかねないマヨネーズやドレッシングをタップリかける。