下肢静脈瘤の松岡きっこさん 手術してスカートを履けるように
そんな病気だとはまったく知らない私は、痛みや不具合がないのをいいことに10年以上放置していました。
ただ見た目が悪いので嫌だなと思うのと、人に見られると恥ずかしいので長めのスカートやパンツ姿で隠しながら生活していました。
もちろん、主人にも隠し通していました。何しろ主人は私に対して過保護というか、私がしっかりしていない分、何かにつけて指示やジャッジをしてくれる人なのです。
余談ですけれども、たとえば私の仕事でも「これはいい、これはやめなさい」と決めるのはいまだに主人ですし、家の中でも「ほら、ちゃんと膝を揃えて座りなさい」と注意されます。「普段の姿勢が外でも出るから」という理由で、ジーンズ姿でも容赦ありません。ちょっと厳しいとは思いますけれど、正しいことを言ってくれているので、特に嫌だと思っていませんけれど……(笑い)。
そんなふうにいろいろと口うるさいものですから、あんな脚を見せようものなら何を言われるかわからないとひた隠しにしていたのです。