骨粗鬆症予防のカルシウムは2つのビタミンと同時摂取で

公開日: 更新日:

 電車やバスなどに乗った時は、極力立つ。

「立っている時の方が骨に負荷がかかります。背筋を伸ばして姿勢良く立つと、より骨密度アップにつながりますよ」

 椅子に座るのであれば、浅く腰掛け、おへそから下に少し力を入れ、足裏をしっかりと床につけるのがよい。

 骨密度の高い、強い骨を作るには、コラーゲンとカルシウムが必要。体に吸収されにくいカルシウムは、ビタミンDとビタミンK2を含む食品を一緒に取るといい。日頃から取るべき食品を具体的に挙げると、プレーンヨーグルト、チーズ類、手羽元、牛すじ、皮付きの魚、納豆など。

 一方で、避けたいのは糖分の摂りすぎや日常のストレス。これらは体内で多くのカルシウムを消費する一因になる。

 たとえ年齢を重ねても、生きている限り骨量や筋肉を増やすことは可能だ。毎日の食事と普段の生活で、骨に負荷を与えて強くしたいものである。

▽〆谷直人(しめたに・なおと)
北里大学医学部医学科卒業。同医学部臨床病理学専任講師、獨協医科大学越谷病院臨床検査部准教授を経て、現職。 2020年1月より、日本臨床検査専門医会会長を務める。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    無教養キムタクまたも露呈…ラジオで「故・西田敏行さんは虹の橋を渡った」と発言し物議

  2. 2

    キムタクと9年近く交際も破局…通称“かおりん”を直撃すると

  3. 3

    吉川ひなのだけじゃない! カネ、洗脳…芸能界“毒親”伝説

  4. 4

    大谷翔平の28年ロス五輪出場が困難な「3つの理由」 選手会専務理事と直接会談も“武器”にならず

  5. 5

    竹内結子さん急死 ロケ現場で訃報を聞いたキムタクの慟哭

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    木村拓哉"失言3連発"で「地上波から消滅」危機…スポンサーがヒヤヒヤする危なっかしい言動

  3. 8

    Rソックス3A上沢直之に巨人が食いつく…本人はメジャー挑戦続行を明言せず

  4. 9

    9000人をリストラする日産自動車を“買収”するのは三菱商事か、ホンダなのか?

  5. 10

    立花孝志氏『家から出てこいよ』演説にソックリと指摘…大阪市長時代の橋下徹氏「TM演説」の中身と顛末